酒のある和やかな食卓
記念すべき初回対談のお相手は、長野県民なら誰でも知っている
情報誌「NaO」や「KURA」でおなじみの出版社・カントリープレスの市川美季さん。
食や酒にも造詣が深い市川さんと真澄の宮坂社長が、信州の食・酒を語り尽くしました。
途中からカントリープレスの荒川社長も乱入。どうぞお楽しみください。

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宮坂:火鉢が大変良かったんで、つい一週間くらい前に京都に飛んでいって、発注してきた。これは絶対、日本酒の振興策になると思ってね。贅沢なもの何にもいらなくなっちゃうもの、その火鉢があれば。

市川:スルメだけでも美味しいしね。あと、帆立貝なんかに‥‥

宮坂:あ、貝焼き?

市川:そうそう、貝焼きみたいに、貝を細かく切って"いしる"みたいなのちょっと入れて‥‥

宮坂:そりゃたまんないねえ。

市川:あと朴葉味噌。朴葉味噌は何より美味しいですよね。発酵食品同士だから、チーズとワインの関係と一緒で、味噌とお酒っていうのはいい相性ですよね。諏訪はほんとに味噌も美味しいしね。そういえば諏訪の「呑みあるき」は今年も盛況だったんじゃないですか?

宮坂:ええ、すごい良かったですよ。県外や諏訪以外の県域から来てくださるお客様が増えたみたいで。

市川:あとは、道を通行止めにして、真中にばーっと地元のお店が出店して、っていうふうになるとね。数万人レベルのお祭りになるんでしょうけどね。

宮坂:そう、僕もそうしたい。以前、ドイツのデュッセルドルフへ行ったことがあってね、あそこは日本企業がいっぱい進出してるんですよ。それがすごく地元に貢献してるからっていうんで、「日本祭り」っていうのやってて、それね、80万人とか来るんですよ。ライン川の川岸にずっとブースを出してやるんだけど、そこに日本酒ブース作って日本酒のアピールしようっていうんで行ったんです。80万なんか来るわけないじゃん、って言ってたんだけど、数えたわけじゃないけどほんとにそんな感じ。ものすごいお客さん。

市川:へええ。

宮坂:で、その日本フェスティバルが終わった翌日にね、やっぱりあの辺はワインの産地なんで、近くの町でね、ワイン祭りがあるからそれ見に行こうって行ったんですよ。そしたらね、ほんとにごく普通の住宅街の通りなんだけど、そこで、いろんな屋台っていうか、結構高級なレストランがブースを作ってね、ちょっとした一品出すんですよね。そこにいろんなワインメーカーがブース出してたりしてね。すごく楽しくて。ああいうの諏訪でやれればいいな、と。それこそ、焼き味噌とかそんなんでいいから、諏訪らしいものをね。どうせやるんだったら楽しく、「諏訪の酒と食祭り」みたいにね。

市川:そこまで持っていけるロケーションがあるというか、蔵があれだけ一ヶ所に集まっているっていうのはなかなか他の町にはないから。

宮坂:ほんと、夢としては、国道止めて、そこに諏訪らしい食べ物の屋台が並んでね、酒蔵まわれて、クラフトフェアまでついてると、そんな感じに。

市川:そうですね。ボルドーなんか良かったですよね。中央の公園にいろんな店が出店してきていて、モロッコとか各国料理がいろいろ‥‥。

宮坂:フランスは夏至の日が音楽の日で。VINEXPOの最終日がたいてい夏至の日なんですよね。あの日は町じゅうストリートパフォーマンスで大騒ぎで。食べ物屋いっぱい出て、みんな真夜中まで飲んで、食べて、歌うたって、というね。ああいうの、楽しいですよね。

   (続く)

 
2008年4月14日
次回 「飲むまで」を楽しむ文化 は04/21の更新予定です。

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市川美季
長野県岡谷市出身 長野市在住。
信州を愛する大人の情報誌「KURA」の統括編集長。長野県内のグルメ情報に精通し、地場農産品、郷土食、日本酒、ワインなどの知識も豊富。近年はコンセプトショップ運営やブランドプロデュースなども手がける。

 

荒川清司
荒川清司
東京都出身 長野市在住
(株)カントリープレス 代表取締役社長
山とスキーに惚れて志賀高原でインストラクターを数年務めた後、信州の魅力を全国に方に知ってもらいたい想いで出版社を起業。ガイドブック「ガイドのとら」やタウン誌「NaO」など地域の魅力凝縮した品質の高い出版物を数多く発刊。

 

 


宮坂 直孝
長野県諏訪市出身 諏訪市在住。
真澄蔵元 宮坂醸造株式会社 代表取締役社長
申年、うお座、A型。
趣味は老舗巡り、バードウォッチング、諏訪湖でのカヌー遊び、たき火、読書。