価格改定に悩む。
今週の最重要課題は製品価格の改訂をどうするかの決断。壜.ダンボール.ラベル.ガソリンなど全ての資材やエネルギー価格が急騰し、さらに米の値上がりも確実視される状況で多くの地酒メーカーが価格改定に動き始めました。清酒の総需が頭打ちという状況下での値上げは大きなリスクですが、「背に腹は代えられない」というのが本音で、我が社も重い腰を上げて価格改定の検討に入りました。
現在、企画のスタッフと試算を繰り返しています。資材やエネルギーの高騰分をすっかりカバーするような大幅値上げは「チョット無理」というのが私の判断。ここは上げ幅を最小に抑え、コストや経費の削減努力を徹底して切り抜けようと考えています。
たまたまCO2の削減が社会義務になっている昨今ですので、過剰包装の全廃.化粧箱の値上げ.多頻度少量配送の見直し.出張回数の削減などをお客様のご理解を得ながら推進し、節約につなげていくつもりです。
各商品の上げ幅、タイミングなどなど検討課題は無数にあり、しばらくは胃が痛い日々(なぜか食欲だけは衰えませんが)が続きます。
それにしても、需給バランスとは無関係にガソリンや穀物の価格が決まり、それによって一部の人々が大儲けをし大多数の人々が苦しむという構図には本当に腹が立ちます。これが世界戦争やテロの火種に油を注ぐことにならなければいいのですが・・・・
2008年7月 3日 15:27
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