あれこれまとめて二週間
更新間隔がかつて無く空いてしまいました。反省してお詫び申し上げます。ということでてんてこ舞いの二週間を振り返ります。
7月6日:AFSという高校生の交換留学システムでノルウェーに遊学していた娘が1年ぶりに帰国とい うことで、一家そろって成田空港へ出迎えに。言葉も習慣も違う場所での暮らしに辛い事も多かったと思いますが、そこは若さ、ややほっそりした以外は大した変化もなくひと安心。「さば味噌が食べたい」の第一声に、やはり日本人だなと実感しました。本当はそのまま諏訪へ連れ帰って一緒に食事でもしたいところでしたが、当日は恒例の宮崎市での「大吟醸酒を楽しむ会」の日に当たっており、羽田空港から宮崎へ飛んでイベントへ出席。600名のお客様に夢殿や七號を味わっていただきました。いつもながら九州の方々のアルコール耐性にはビックリです。
7月7日:宮崎から東京へ戻って得意先回り。夕刻からは、大学時代のゼミのOB会へ。同期や先輩の多くが、そうそうたる会社の幹部に出世していること、持病を抱えていること、おじいちゃんに成っていることに自らの老いを実感させられました。
7月8日:夕刻から当社の東京におけるファンクラブ「真澄会」の例会へ。職業も年齢も異なる50名ほどのお客様が、「真澄に苦言を呈して一流の酒に鍛える」という趣旨でスタートしたこの集いも発足から10年以上が経過。今では全員が大の仲良しで、しばしば私などそっちのけでゴルフや飲み会や旅行などを楽しんでおられるようで、大変喜ばしいことです。
7月9日:二つある真澄の酒蔵の副杜氏二名と共に、問屋さんが主催する品質の勉強会へ。全国から集まった銘酒のきき酒を行いました。さすがに全国的に有名な地酒銘柄の中には「ウ~ン」と唸ったまま二の句が継げない美酒があり、ライバル心を刺激されました。またきき酒後、両副杜氏と私の感想が一致していたことが大きな喜びでした。新宿発21:00の最終列車から上諏訪駅へ降り立った時の空気は諏訪に生まれた幸せを実感させる美味さでした。
7月10日:予ねて親交のある長野県内の清酒メーカー5社との懇談会。低迷する清酒業界活性化に向けて久々に熱く実のある議論を戦わせました。私はそもそもこういう青臭い理想論が大好きなのです。この連中がいる限り、信州清酒は大丈夫と嬉しくなり、少々飲みすぎました。
7月12日:全日空のGさんから、平山郁夫シルクロード美術館が増築オープンするから是非おいでと言われ、家内と共に八ヶ岳山麓へ。当日は猛暑だったので、家内と娘を伴いアロハに短パンという格好で出かけたのが大失敗。平山画伯夫妻.山梨県知事.中国大使などのVIPがダークスーツで居並ぶ中で正に身の細る想いをしました。家内や娘にもさんざん叱責され心はボロボロ。帰り道のホームセンターで又ぞろ熱帯魚を買い、風呂場に置いた水槽へ放して傷心を癒しました。
7月13日:家内と娘を伴い小布施の栗菓子の名門メーカー「桜井甘精堂」さんの創業二百年祭りへ。小布施SAのETCゲートがうまく作動せずバーがフロントガラスに当たってビックリ。被害は無かったものの昨日からの失敗続きにややげんなり。しかし桜井甘精堂さんは新工場の建物といい、社員の方々の対応といい、会長の骨董コレクションといい、何から何までパーフェクト。あまりに立派で、帰り道は家内と共に「どうしてお菓子屋さんはこんなに裕福なのだろう?それに較べて酒屋は・・・」とため息をつくことしきりでした。
7月15日:近年はすっかり「焼鳥の会」の会員に堕してしまった私も、学生時代は「野鳥の会」のメンバーだったのです。その頃の友人S君が仕事帰りに当社を訪ねてくれました。超名門企業・デンソーの社員として世界中を飛び回り超多忙なはずの彼は、何と野鳥観察も深く深く続けていたようで、このたび「日本の野鳥」という英文の分厚い図鑑を上梓したとか。何というエネルギーでしょう。なかなかの名著ですアマゾンででも探して買ってやってください。
2008年7月18日 18:04
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