酒を楽しむ 「酒を楽しむ」投稿募集!

2009年11月

お葉洗い

今日も仕事のたぬきちでーす。

真澄では昨日、毎年恒例「お葉洗い」をしました。お手伝いのおばさんたちがやってきて、真澄の蔵にも引かれている温泉で大量の野沢菜を洗うんです。

これはもちろん「野沢菜漬」になるわけです。社員のお昼ご飯のときに出てきたり、お客様にお出ししたり。浅漬けのときも良し。時間が経ってちょっと酸っぱくなったやつは、刻んで炒めると酒の肴に良し。

ほんとに長野県民は漬物が大好き。しかも、昔よりは減ったようですが、ちゃんと各家庭で漬ける習慣が根強く残っています。こちらに来たばかりの頃は、スーパーで「柿の皮」とか酒粕の大袋とか、漬物コーナーが充実しているのにびっくりしました。会社で、三時のおやつに毎日漬物が出てきたのにはもっとびっくり。

地酒にはやっぱり地元の食べ物がいちばん。ということで、今夜は漬物で「あらばしり」かなー。

春菊(ふたたび)

変に暖かい日が続いてますね。たぬきちです。

春菊、昨日はおひたしで美味しくいただきましたっ! 

そういえば以前、郷土料理研究家の横山タカ子先生宅にうかがったときに出してくださった春菊のおひたしは

菊の花入り

でした。

春菊の緑に菊の黄色がとっても綺麗な上に、双方の微妙な苦味が重なり合って、だし汁の量もほどよく、すごく上品なお料理になってました。なんか、もう、全然違いますわ‥‥

昨日の我が家のは、春菊オンリー!なんかパサつく!春菊の苦味がっつり! なものではありましたが、ま、それはそれで。

あらばしり美味い‥‥

冬が近づいて元気を取り戻しつつあるたぬきちでーす(秋は苦手)。

今年の「吟醸 あらばしり」、もう味をみていただけました? 美味しいですよね! 甘さほんのり、後味すっきり! 幸せな味です。

こういう感じの仕上りだと、肴は珍味系のものだけでなく、いろいろ合せやすいなーと思います。あれこれ試してますが、

蓮根のたらこ和え

良かったです。簡単だし。

寒ーい。たぬきちですぅ。

昨日、真澄では、諏訪蔵の那須杜氏の「信州の名工」(卓越技能者知事表彰)受賞の祝賀会が開かれました。皆、嬉しくてニコニコでお酒がすすみました。那須杜氏の控えめながら熱いスピーチに、不肖たぬきち、うるうるしてしまいました。

ちょうど、今年の「吟醸あらばしり」の壜詰めがスタートした日でもありましたので、宴席には生まれたての「吟醸あらばしり」も並びました。

今年の味は‥‥

最初甘さがきて、すーっと切れていく、後味すっきりタイプ!

ですので、食中酒でいけます。美味しいです。

那須杜氏も、

「いい出来だと思う。自信作です。」

と滅多に聞けない自信のコメント。一斉発売はあさって11月21日です。信州の名工の自信作、ぜひ味をみてくださいね!

趣味の野菜

たぬきちですー。

実家の母が、野菜を送ってきてくれました。前にも書きましたが、実家の畑は「素人の粗放栽培」。それでも結構美味しい野菜ができてます。

うちの野菜の他に、実家の隣んちのおじさん作の白菜なんかも入っていました。隣んちのおじさんは農業のプロですが、今はもう外に売るのはやめて、趣味で自分の気の済むように作っている人。

畑が隣り合っているのですが、うちの粗放栽培に比べるとどこまでもきっちりと手入れの行き届いた畑。とれる野菜もそれはそれは美しいものばっかり。

今回の白菜も、大きくて立派でした。葉の間に虫くんがいて美味しそうに葉っぱを食べてました。早速鶏肉と蒸し煮に。大きいので、これからしばらく楽しめそうです。ありがたくいただいております。

初のマコモダケ

また寒くなってきました。なんか今年の秋は変。たぬきちです。

こないだ、マコモダケをもらいました。中華料理に入ってるのを食べたことがある(ような気がする)程度で、生のマコモダケは初めて見た。

どこまで剥くべきか? どこまで食べるべきか? うーん。

なんかよくわからないので、適当に剥いてフライパンで蒸し焼きにしてみた。

絶妙な歯ざわり、ほっこりした甘さ、独特な風味が珍しかったです。
調べてみたら、田んぼでできるんですね。食物繊維が豊富で、ダイエットにも高血圧にもいいらしい。あーもっと有難がって食べるんだったー。

次は、ちゃんと中華料理に入れてみたいです。

たぬきちでーす。急に暖かくなったり寒くなったり。皆様、体調崩されませんように。

さて、おなじみ庫裏庵さんからまたお便りいただきました。いつもながらの味わい深い文章、ありがとうございます。

 

「かわはぎ考」

 先日の事、先輩方の九州遠征に同行し、佐賀県の呼子に投宿した。事前に宿の目の前が漁港であることを知り、愛竿の「相州長船」を持参し、餌には昼飯の生イカを取り置いて、宿に着く早々釣りを始めた。
 昨年、釣りの師匠が亡くなり、釣行団が霧散したことから、久々の釣りとなった。たとえ束の間の雑魚釣りとはいえ、沈みゆく夕陽を眺めながら、潮風に吹かれるのは何とも心地よいものだ。幸いに何匹かの魚もかかり、竿を出した面目も保てた。釣果の中にはカワハギも混ざった。「餌取り」といわれ、フグとともに、堤防釣りのやっかいものだ。皮は紙やすりのようにざらついていて厚いが、身からはがしやすく、はがした身は白く薄皮に覆われている。カワハギの名前の所以である。秋から冬にかけ、おいしさが増し、冬には、頭と内臓や皮をとり、むき身にされて、店頭に並ぶ。寄せ鍋等の具材として人気がある。
 
 北海道以南の沿岸部ではどこでも釣れるが、ある時、関西の釣り人が関東の釣り場に出かけた時の事、同行した彼女に、『関西とは、釣り方も、釣れる魚も違うから、どんな魚が釣れるのかわからない』と説明し、慣れない釣り場で苦心の後、釣り上げたのがカワハギ。彼女がスーパーで見るのと違うと言い出したので、カワハギの所以を話し、皮の無い魚はいない旨説明したのだが、なおも彼女が『何が釣れるか分からないなら、関東なら皮の無い魚だっているかも知れないじゃん。』と不服そうに食い下がるので、隣の釣り座のご婦人が噴き出すのを必死でこらえるのを横目に、次の言葉を呑み込み、その話を終わりにしたのだとか。
 
 鍋ものの他、刺身やフライや煮付けや干物など重宝な魚だ。寒くなるにつれ肥大化してくる肝を使った「肝和え」もこの魚ならではの、捨てがたい献立だ。肝に栄養を取られ、身がやや細る分を補って余りある。肝を取り出し、擦りつぶし醤油とまぜる。フグに劣らないと評される白身を、薄切りにして肝醤油をつけ食すのだ。鍋料理の相方としても良いし、何より燗でも冷やでも日本酒には、もってこいの魚だ。
日に日に寒さを増す今日この頃。もうすぐ、冬魚の旬を迎える。   (庫裏庵)

 

‥おいしそうですぅ、カワハギの肝和え‥ 呼子といえばイカしゅうまい、くらいしか思い浮かばかったですが、勿論冬の魚もおいしいのでしょうね。

しかし私が何より驚きましたのは

釣竿に名前がある(しかも日本刀のような立派な名前が)

というところでした‥‥ こちらも浅学で恥ずかしい。

15年もの

ついにストーブ解禁したたぬきちです。

撮影のため、郷土料理研究家の横山タカ子先生宅にまたお邪魔しました。帰り際に、「にんにくの醤油漬け」を持たせてくださいました。毎年漬けているとのことですが、いただいたのはなんと!15年もの!

「スライスしてお酒の肴にね」

と言ってくださったのですが、確かに「真澄 山廃造り」なんか1枚で3杯はいけるな!‥‥とは思ったものの、15年ものをそのままばくばくと食べるのはあまりに申し訳なく、1片をみじん切りにしてエリンギ炒めにからめてみました。

‥‥う、美味かった! 我が家ではついぞお目にかかれない複雑な味わい。

でも先生、こんな使い方して良かったんでしょうか!?

キムチパワー

急速に気温が下がり、雪が舞っている諏訪です。たぬきちでーす。

明朝は冷え込みそう。天気予報では最低気温が0℃です。今夜からついにストーブの出番か?

韓国ではキムチがインフルエンザ予防に効く! と話題になっている、という記事を読みました。発酵食品で体には良いだろうけど、ほんとかな? と思いつつ、スーパーで見たらついついカゴに入れてました。キムチを肴に、熱燗であったまってインフルエンザ予防! いい対策だ‥‥


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