酒を楽しむ 「酒を楽しむ」投稿募集!

2009年4月

山菜の季節!

所用で青森へ行き、満開の桜に降り積もる大雪に当てられてすっかり風邪っぴきとなったたぬきちです。

青森からの帰り、盛岡駅で

こごみ

を売ってました。1パック180円。安い!

信州でもそろそろ山菜の季節。気の早い山菜好きは、信州よりちょっと季節の進みが早い新潟まで遠征して気持ちを高めているところ。近所の裏山のチェックもおさおさ怠りない様子です。

昨年、安曇野・松川町へ田植えのお手伝いに行ったときは、お昼ご飯をよばれたお蕎麦屋さんで大きなどんぶり一杯の

こごみのおひたし

が出てきて感動! 山菜いろいろの天ぷらも美味しかったのですが、ここでいただいたこごみのおひたしが忘れられません。「みやさか うまくち純米」と一緒にいただいたのですが、地元の美山錦で造ったこのお酒にはやっぱり地元の料理が合うなあ、としみじみ思いました。

たぬきちでーす。

これは私見ですが‥‥

長野県人は煮いかや塩いかが大好きだけど、
たこも好きなんじゃないだろうか。

スーパーの魚売り場でたこの占めるスペースがかなり大きいような気がする。
しかも茹でてあるたこ。

私も好きなので嬉しいんですが。

ちなみに昨夜の肴は「たこきゅうキムチ和え」。「生酒」が進むぅ。

こんにちは。たぬきちです。松川村で「煮いか」をごちそうになっていたとき、

「『塩いか』はあまり馴染みがないけど、そういえば葬式で食べたような気がする」
(そのお葬式が諏訪エリアだったかは不明)

というお話が。さらに、

「でも葬式といえば『鯖』だよな」

え。鯖。

「鯖に限らず、煮魚。あれがまた美味いんだよねー」

安曇野のあたりでは冠婚葬祭料理として煮魚が欠かせない、らしいです。確かに、たくさん作り置きができるし、ご飯のおかずにも酒の肴にもなるから、冠婚葬祭には向いているのかもしれません。

非地元民のたぬきちはよく知らないのですが、諏訪エリアの冠婚葬祭で欠かせないものといったら

『寒天寄せ』

ではないでしょうか。分厚く切った羊羹みたいな姿で、ピンクや緑に着色したもの、かき玉汁を固めたようなもの(しかも味は薄甘い)など、バリエーションがあります。初めて見たときは結構びっくりしました。信州の郷土食、奥が深すぎる‥‥

煮いか・塩いか

たぬきちです。春は食べ物が美味しくて困る‥(年中美味しくて困る‥)

先日、酒米「美山錦」の種蒔きにお邪魔した際、

「煮いか」

をごちそうになりました。烏賊を皮付きのまま茹でたもの。生姜・ねぎを添えてお醤油かけて。おつまみにぴったり。お邪魔した松川村のある、安曇野から松本あたりのエリアでは、烏賊と言えば「煮いか」、らしいです。

これが、諏訪など塩尻より南の方だと、烏賊と言えば

「塩いか」

皮はむいてあって、烏賊の胴の中にゲソとともに大量の塩が詰まってます。塩抜きして、キャベツや胡瓜と和えたりします。松川の人たちはあんまり食べないみたいです。

信州は海なし県なので、昔からこんな形で保存・流通していたのですね。

同じ信州でも、ちょっとエリアが違うだけで食習慣が大きく違うことにも驚かされます。

春キャベツ!

こんにちはー。たぬきちです。

待ちに待った春キャベツが出回ってますね! ほんとに楽しみに待ってました!
油断してるとあっという間にシーズンが終わってしまうので、このところ毎日食べてます。

ソーセージと一緒に煮たり。ちくわと炒めたり。ゆで卵とサラダにしたり。
今朝はベーコンとスープ煮に。

‥‥って見事にぜんぶ「5分でできる!」「材料2種類でできる!」ものばっかりじゃないか‥‥

農家の皆さんの手間と時間をかけたお料理の数々を見て反省した気持ちはどこへ‥‥

農家の食卓

たぬきちです。諏訪はここ数日の暖かさであっという間に桜満開です。

昨日、酒米「美山錦」を作ってくださっている農家で種蒔きをするというのでお邪魔に行ってきました。
その模様はこちら

10時と3時にはお茶でひと休み、なのですが、お茶請けはほとんど自家製。どれもこれも美味しくて勧められるままにたくさんいただいちゃいました。

絶品だった梅の甘酢漬けは、「梅は完熟させてまずお酢に漬けて、それから赤紫蘇を塩もみしてそれから‥‥(複雑でよく憶えていない)」

お酒にも合いそうな胡瓜のおかか和えは、「胡瓜は塩漬けにしておいて、塩出しして、それからお醤油とみりんとかつおぶしと‥‥(こちらも手順が多くてよくわからない)」

どれも時間と手間をたっぷりかけて、丁寧に手作りしたものばかり。美味しいのも納得です。

日頃、「5分でできる!」とか「材料2種類でできる!」とかいうものばっかりで過ごしている私、ちょっと反省いたしました。

めかぶ(新物)!

たぬきちですー。今日も眠いですー。

私、“めかぶ”好きで、以前は毎日のようにじゅるじゅると食べていたのですが、中国産食品の問題が続いていたときに「原材料:めかぶ(中国産)」というのを見てなんとなーくヤだなと思って買うのをやめて‥‥今にいたる。

でも先日スーパーで「新物」「三陸産」というのを見て即購入! ああ、懐かしいこのじゅるじゅる具合! 二杯酢とおろし生姜で、よく混ぜて。オクラを刻んで入れるのももちろんいいですよね。お酒にも合うし。

私はそのまま食べられるカップ入りのやつを買うのですが、めかぶを茎から外すための「めかぶカッター」という専用の道具があるらしいです。知らない世界でした。奥が深いぞめかぶ。

純米酒で幸せ

こんにちは。春らしくなってきて、暁を覚えないばかりか午後も心地よい睡魔に負けそうなたぬきちです。

冬はしぼりたて新酒、夏になったら生酒とついつい季節のお酒に手が延びるのですが、先日我が社の製造スタッフのオススメに従い、

純米酒 奥伝寒造り

をゲット。そしたらもう、進むのです、杯が。特に強い個性のない、穏やかーなタイプ。だからこそ、我が家のシンプルで質実剛健な(=作るのが簡単で材料費が安い)お惣菜にも素直に寄り添ってくれて、実に実にするすると入っていく‥‥ 常温もぬる燗もいいので、まず常温で飲みながらつまみを作り、お燗をつけて肴をつまんで、冷やに戻ってもう一品作って、食べながらまたお燗を‥‥ 

‥‥と果てしなく幸せに更けてゆく春の夜‥‥ 

きつねもたぬきも

こんにちは。たぬきちです。

油揚げ+関西、でもうひとつ思い出した料理が。

ずいぶん前に京都の居酒屋さんで食べた、「壬生菜と揚げの煮浸し」。壬生菜と刻んだ油揚げを薄味のだしでさっと煮て、揚げ玉を加えただけのシンプルなお料理。今に至るまで、これを超える居酒屋メニューはない、というくらい、記憶に残るうまいもんでした。

きつねとたぬきが同居した一品、エイプリルフールにぴったりかも。


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