2008年4月アーカイブ
盛り上がる米国の日本酒人気
4月18日から一週間、アメリカ西海岸のLA.ラスベガス.サンフランシスコの得意先を回って来ました。帰国後、出社してみるとデスクは思ったとおり書類の山。眠い目をこすりながらの格闘が数日間続いておりましたのでブログ更新は久々です。ごめんなさい。
さて、アメリカで「純米吟醸あらばしり」の販売が本格化する4月に渡米するのがここ数年の私の習いです。真澄ファンの多いNYへ行くことが多かったのですが、今回はパートナーの輸入業者から、たまには西海岸の得意先へも顔出ししてよと言われたのです。
3都市で得意先のレストランを会場として、スタッフに対する教育や消費者を招いての真澄ディナーを開催したのですが、結果は上々。いずれの会場も最後はスタンディングオベージョンのフィナーレと成りました。益々燃え盛る日本食人気の凄まじさ、その中で戦われている和食レストラン間の競争の激しさ、味だけではなく見た目にも工夫したアメリカ的「新日本食」の台頭、レストランのサービススタッフの勉強熱心さ(背景にはチップ制度がある)が強く印象に残った7日間でした。
2008年4月30日 14:29
酒とバラの日々。
しばらく更新をサボったら企画担当者の目が日に日に険しくなって来たので、しぶしぶパソコンの前に座りました。女々しい言い訳ですが、今週はとにかくお得意様の蔵見学が多くて本当に目の回るような毎日だったのです。
ロスアンジェルスの寿司屋サン一行、若い和食料理人の方々、カナダの輸入業者、問屋さんの企画担当者、香港への運送業者、デンマークで熱心に真澄を販売している寿司チェーン店の女性スタッフ、某専門酒販店の社長さんなどなど、正に千客万来。大切なお客様とは自宅で真澄を酌み交わすのが我家の家風なので、私は蔵案内と酒漬けで、家内は料理三昧の毎日でへとへとになり、夜は死人の様に眠っています。しかしわざわざ遠方から大変な経費をかけて山国諏訪をお訪ねくださる方々の情熱には、ただ感謝感謝。正に酒屋冥利に尽きます。
さて、明日からは米国西海岸の得意先を一週間で回って来ます。午前様の毎日が続きますので、恐らく更新の間隔が空きますが、お土産話をご期待ください。
2008年4月17日 16:01
三分咲き桜を愛でながら諏訪湖一周
3年前から土曜日は諏訪湖一周と決めて努力しているのですが、今年は気温が低すぎたり、湖周舗道が雪に埋まっていたり、お得意さんの蔵見学が多かったりでなかなか実行できず、今回でやっと4周目。
金曜の夜は、松本市の若手酒販店3人が「若者にもっと日本酒を飲んでもらおう」と120名のお客様を集めた酒パティーに出席。会の雰囲気が良かったこと、我が社の出品酒が美味かったこと、3人の頑張りが嬉しかったことが重なって何時になく痛飲。起きぬけはやや二日酔い気味でしたが、三分咲きの桜を楽しみながら17キロを2時間40分で歩いている内にすっかり元気になりました。
諏訪湖一周ウオーク、今年の目標は30週です。
2008年4月13日 09:29
吟醸生酒いよいよ販売開始
4月12日から夏の季節商品「吟醸生酒」の販売が始まります。今年の酒も、香り味わい共に上々の出来ばえで一安心しています。
この酒を新発売してからしばらくは色々なことがありました。この味ならばと意気揚々、中古の冷蔵車で走り回りましたが、「暑いさなかに甘酒(なま酒の聞き違い)なんか要らん!」と罵られて注文はさっぱり。やむなく家内と二人でお粗末なDMを親類縁者へ書きまくりました。やがて松本の漬物屋さんから、発泡スチロール箱に入れて宅急便で発送するアイディアを伝授され売上げが急増。保冷用の氷作りに追われて真夏でも指先に霜焼けができました。最盛期の8月に貯蔵タンクが空になり、炎天下、お得意先で土下座をしたことも二度三度。
新発売からかれこれ26年目の出荷開始は、やっと育て上げたわがまま娘を嫁がせるのにも似た、ちょっとセンチな気分です。
2008年4月11日 09:21
英語漬けの日々
イギリス.フランス.香港.マカオ.アメリカ.カナダ.デンマーク。4月に入ってから海外の有力得意先の酒蔵見学が目白押しです。輸出担当のアメリカ人社員(キース ノーラム)が主に対応してくれているのですが、社長も知らぬ存ぜぬという訳にはいかず、日中の英語漬けと毎夜の酒漬けで心身共にフラフラのこの頃です。
それにしても海外での日本食・日本酒の人気は当方の想像を遥かに超えているようで、彼らの眼差しや態度の真剣なこと真剣なこと。
この分なら、味わい.見た目.試飲室やショップ.蔵周辺の景観などを整備していけは、いつの日にか外国人観光客が門前に列をなすという光景も夢ではない気がします。
2008年4月 9日 09:56
リーデル社の歴史にウルウル
オーストリアの著名なワイングラスメーカー・リーデル社から若社長が来日するので歓迎会に参加されたしとの連絡を頂き、4月2日に上京、普段縁遠い麻布のフレンチレストランへ出向きました。
リーデル社のゲオルグ社長とは10年前に知遇を得てリーデル大吟醸グラスの作成に参画、以後チロルの本社に招待してもらったり、海外での試飲会に大量のグラスを無償で貸して頂いたり、返礼に夜の京都をご案内したりして来ました。
今回来日の若社長・マキシミリアンは弱冠30才のハンサムガイ。一種類のシャンパン、二種類のナパワイン、真澄大吟醸「夢殿」をそれぞれ2~4種のリーデルグラスで味わい、グラスの形状が酒の風味に及ぼす影響をとうとうとプレゼン。その迫力とウイットに富んだ内容には圧倒され尽くしました。
また今をときめくリーデル社の七転び八起きの歴史にもウルウル。美酒の酔いも手伝って帰り道の夜桜は殊のほか美しく見えました。
2008年4月 4日 16:54
開設ごあいさつ
はじめまして。2007年4月から真澄の社長をやっております宮坂直孝(52)でございます。
過日、当社の企画担当者・三村と葛西にホームページをもっと充実せよと命じた処、ならば社長もちょっとは協力せよと反撃され、エイプリルフールの本日からブログなる物を書かされる羽目になりました。
そもそも筆が遅い上に、少々の晩酌ですぐにまぶたが重くなる昨今、小まめに更新ができるのか怪しいものですが、貧乏酒屋の七転八倒.暗中模索.悲喜こもごもを一念発起.不撓不屈.石の上にも三年の精神でお伝えして参ります。何とぞ何とぞよろしくお願い申し上げます。
2008年4月 1日 08:44